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傑作の予感しかしねえ!!

これオカタイ表紙と装丁と売り方と版元で出してたら「気持ち悪い」「こんなの出していいの?」という理由で文学賞取れそう(作者が女なら尚取れそう)だと言い続けていましたがフライさんの絵が良過ぎてやっぱりこっちでいいですってなる。

感受性豊かなやわらかメンタル野郎は胃薬と一緒に買おうね! おねーさんとの約束だぞ☆

ちなみに公式サイトなどで『ラブコメ』推しされてますが別にラブコメじゃないです
こう、もうちょっと釣るにしてももっとこう、嘘つくんじゃなくてもっとこう、雰囲気で騙せませんか公式さん。ネット見る感じ一応伝わってるみたい(?)だしべつにいいけどさ。

とりあえずネタバレ全開で行きましょうか。他作品への言及もしますがわからなければ気にしないでください!
続きからどうぞ☆

拍手[2回]



読書メーターに書いた感想はこちら。
平たく言うと胃が痛い。こんなラブコメがあってたまるか(売り文句に向けて)。詐欺っつーかただの嘘じゃねえか。『妹萌え』より『兄悩み』、『外的』ではなく『内省』の小説。面白い。べったり兄妹を見る居心地悪さもさることながら、にーさんくんの妹愛に決定的に『信頼』とか『尊重』が欠けているのがとても嫌な感じだ。それゆえの傑作の予感でもありますが苦手。しっかしフライさんに感謝。妹最高に可愛い。彼女さんも。あと、雑誌掲載時との文の違いを見て、なかなか丁寧にぶらっしゅあっぷしてくれたんだな今回は、と思えてうれしかったです。
父母の台詞がカギカッコでくくられていないのが何気に印象的でした。にーさんくんにとっての妹以外の家族……。

内面を描く小説としての面白さが火を吹いています。


・序文
わーちょういやな予感がするー(笑顔)。そしてめっちゃ面白そうな予感がするー。

ちなみにこの序文、雑誌掲載時は『0~15』の頭に書いてありました。
今回はこの文章の移動も含め、物語の後半のために前半に足したり削ったり色々丁寧にやり直してあって、好感です。「微妙に辻褄合わなくね? いや微妙にだけどさ」って思いながら読んでるところが否めないご本もあるので、余計に。
まあ時折独白部分の日本語怪しいのですが、語り部固有のものでしょう。


・0~15
雑誌掲載時の感想はこちら。
電撃文庫MAGAZINE Vol.42 いもーとらいふ 0歳~15歳 感想

大事な加筆修正としては、ご本をあげるシーンとそこから繋がる描写がここから足されていきます。

あとクロスオーバー要素の、『0~15』の感想記事に書いたブンちゃん(ぼっちーズに出てきます)の描写がなくなっていたりします。
しかし同じクロスオーバー要素でも中村ちゃんは中村ちゃんっぽいままだし……うぅんー、年代を移動させたんだとしたら中村ちゃんは高校時代から秘密基地にあこがれてクレープ屋だったのかもですね☆
あと、兄妹の年の差も修正かかってます。にーさん君が四歳のときでなく、三歳のときの誕生。他の描写も踏まえると、4~8月生まれのにーさん君です。

イラストの話になってしまいますが、
「にーさん、あそぼー」
にイラストがついていないのがまたニクい。フライさんの絵なら再現できると思うんですよ、この笑顔。でも、想像を羽ばたかせた方がより恐ろしい怪物として襲いかかってくる可能性も高いですからね、この笑顔。

あと、これ(→『いもーとらいふ』 宣伝風動画用っぽい朗読?音声)を個人的にやったときに入れた部分が省かれていましたね。これは下に入るのかこのまま省かれるのか……。


・16~18
雑誌掲載時の感想はこちら。
電撃文庫MAGAZINE Vol.43 いもーとらいふ 16~18歳 前半 感想
電撃文庫MAGAZINE Vol.44 いもーとらいふ 16~18歳 後半 と、×(バッテン) などの感想

雑誌掲載時の感想で
……でも、これの感想の『気色悪い』ってどれくらい共有できるものなのかって、すごく気にかかる。

わたしと同じように「にーさんくんめっちゃ気色悪い」っていう感想を抱いた人がいたとして、その人はどの部分をどういう風に気色悪く思っているのか……。「わかる! 気色悪いよね!」と同じであると仮定して共有を喜んでしまっていいのかよくわからないのよ。
と書いた通り、感じるところが分かれているなーと、感想漁って感じています。

それどころか大きく分けて
・冒頭文の時点で嫌な予感しかしないし最初から何か気持ち悪いものを覚えた群
・途中までは微笑ましく読めていたけど後述のにーさん追い詰められ描写で死んだ群
・最初から最後まで妹可愛いで過ごせちゃってる群
の3パターンに分かれている感ある。三つ目は自分にゃ理解できねっす。ていうか二番目もあやしい。

この兄妹がべったりなのは重々承知の上なんですが、例の「悪かった」のクソ虫野郎のシーン、「ほんとうにそうなの?」という気持ちが雑誌で見たときからあります。

にーさん君が『逆に考えれば』と妹の感情を類推しましたけど……。
妹ちゃんが「わたしのせいで別れちゃったのかもしれない」となんとなく感じ取って負い目に感じる部分もあって落ち込んでいた場合。
ここからもべったりで懐いて頼ってにーさんにーさんな描写が続くとはいえ、〈下〉で妹が何を選んで行くかという部分にかなりの違いがあるのでは、と。

しかしにーさん君は一方的で気持ちが悪いなあ!


・19~20
この同僚に西園臭を感じる(神のゴミ箱)。

ていうか就職先っっ!!!
大学出ておいてそういう職場って逆にそれ取ってくれんの? 感あるぞ。

おべんと作ってくるいもーとちゃんかわいい。あとビールは美味しくないからグラスホッパーとか飲もう。あれ甘くて大好き。
あーでもいもーとちゃんはシャーリーテンプルとかサマーデライトって感じだ。(グレナデン大好き人間によるツッコミ待ち)
順調に歳を取る焦燥感の萌芽と、変わらな過ぎる関係性が淡々と描かれます……。


・21~22
何でもないようなことが幸せだったと思うと歌い出しかねない記述から始まる割には『周囲からの視線』という読者に取っては『重さ』として数えられるような描写がかなり多い章である。

にーさん君の何か、何かどうしたこれでいいのか感は唐突に出かけようと言い出す部分に出ていて、さりげなさがおかしみ。小説家の夢を語るところとか微笑ましいですね。

あとこの章は両親とのシーンが出てくるのですが……。
妹ちゃんはやや天然なのか少し無意識に押しやったりしてかまととなのか、はともかく、それが普通でしょう? と主張する。そういう面もあってか注意はにーさん君に向かうわけですが、両親の台詞にカギ括弧が採用されていないのは一体……キニナルヨー。
にーさん君の主観で実は既にかなり締め出されているのか、それとも作中での影を薄くする措置か……わかりませんが、どっちにしろちょっと不気味感は出てますね。

三年間一度も兄の話をせずに、でも追いかけて行って一緒に暮らす決意は固かったいもーとちゃんの、こう、無闇に見せなかったからこそ重く映る執着が、なんか、怖い? のとも違うけどなんだこれ。

卒業という離れる機会をここで(どちらが、というよりどちらも)潰すのが、間違い……間違い? というよりはまた狭まったなって感じましたです。


・23
いもーとちゃんの作風が予想GUYデース。そして可愛い。
あとわかる目の前で読まれるの恥ずかしいよねわかる。何かにがて。にがてです。お歌も身内だけの前でステージにあげられて歌えと言われたらわたしはピャーってなるし、何かあるよねこういうの。
養うとかは言うけど自分がどこまでも『妹』であることを理解しているあたりにいもーとちゃんの人となりが出ている気がする。一人の人間。

にーさん君が見ないできたいろいろが出てきて胃痛が増す章だな……。


・24
いもーとちゃん、着々と成長中……くーまん……切ないけど、仕方ないよねぇ。わたしもそのうちエルメス(オンボロママチャリ)とお出掛けできなくなるんだよなぁ。

そしていもーとちゃんが夢を叶えていくごとにただのかたまりになるにーさん君…………なんかやるべく余すとこなく感想書こうとするとあらすじなぞっちゃう傾向になってしまって自分でも微妙なのだけど、なぞるしかないほどの「お、おう」を感じる。


・25
いやほんとに勝手な男なんですがね、流石にエグくてですね……か、かわいそうというか、胃が痛いですね。
何も築けなかった人間。空の巣症候群と重なるところもあるけれど、印象としてはなんか……さらに、空虚ないめーじががが。

序文がもう一度使われ、そこに追加された一行が、重い。

ていうかわたしがノッツさん(KNOTSさん)の漫画のファンだから偏見(笑)が強いのもあるけど大学生ってすぐセックスする生き物ではないの???(日照りとクリスチャンは除く)

ということで大学時代彼女と付き合っておいてまだ童貞という部分はこういう感じだったのではないかなー的な妄想をしてみようとしてSSを書いたので置いておきます。
まつとしきかば


・にーさん君
『16~18歳 後半』の感想記事で色んなキャラに
そのかわいい膝に傷がつくなんて、なんだかもったいないじゃないか。
を言わせたりしたときに書いた、
太郎くんだけそのまま台詞言わせてみたけどアレでいてあいつ結構相手を尊重することを知っているやつなので言わない気もする。
まあ言ったり思ったりしたとしてもわたしは太郎くんが気持ち悪いとこあるけど最終的には庇護欲より相手の意思を取るやつだということを知っているから、ここまでは思わなかったかなーっていうのもある。
というのがとても正しかったのだなぁとこの一冊でめちゃくちゃ思ったと同時に同作者の三代目・花咲太郎というロリコンの株が相対的にめっちゃ上がりました。
にーさん君にはそれがないのだ、と。

あと、にーさん君とは、わたしは対の存在ともいえるのかなーとか。
にーさん君には、キルアじゃなきゃダメなんだ的な情愛がないというか。

例えば漫画でわかりやすいシナリオなんか捏造してみると『主人公が恋人を助けるために妹にしんどい役割を頼む』というシチュエーションでは大抵その主人公は恋人も妹も愛しています。立場を入れ替えてもそれは同じです。
だけどにーさん君は後者がない。
そしてわたしも、前者の愛に乏しい(好きな人の扱いがひどいことが多い)。
そんなことを思いました。

(……でもかぶるところの話し出すとわたしのせいで妹(※哲学)の恋路が上手く行かなかったりごにょごにょ)


・いもーとちゃん
実はこの子、誤解を恐れずいえば入間人間に似ています。

絵日記書けず泣きついたいもーとちゃん。作文とかは兄貴とかに頼っていたいるまさん。
授業中暇で小説を書くいもーとちゃん、いるまさん。
くーまんとか絶対好きだっただろいるまさん。

でも妹ちゃんはちゃんと賞取ってますね(無慈悲)……てまあ、このネタも飽きましたが。

なんとなく下巻で兄の元同僚と親しくなりそーだなーと予感。元同僚(異性)じゃなかったとしても、これから外へ向かって行く感じがしています。
16~18のときの負い目説?を取ると特に。
もしそうなったら今まで培った『兄妹の当たり前』のせいでおじゃんになってより強固に元鞘になりそうですねー。

ちなみに大穴は妹ちゃん独り立ちでにーさん君が頼りない存在を妹として以下略。


・イラスト
すばらしすぎる。ありがとうございます。
雑誌掲載時から素晴らしく妹だったのですが、そのときに『逆に重箱の隅くらいしかつつくところがないわ』的なこと言っていたとこ(傘の色)まで……頭が下がります。
のでもう今回は重箱の隅はスルー。これだけいい絵貰ってそんなとこまでつつけるか。表紙もほんといい仕事。
いもーとちゃんの、濡れたような質感、かわいらしさ、瑞々しさ、幼さ、たよりなさ小ささ。ダブルピース笑顔やばない?
彼女ちゃんのイラストもとてもかわいくいい感じです。口絵のモザイクふいうちわろた。

ちなみに雑誌掲載時の扉のカラーイラストは一枚も載せられていません。
日傘も違いますが、いもーとちゃんの髪型というか、髪の流れ方? が違ったりしたので、そいで、髪濡れてるイラストとかも合わせて未掲載なのかなーと。
でもめっちゃかわいくてよいのでまたどこか画集とか出すときにでも載せてほしい。


・あとがき
みっっっっっっっじか!!! 昔は2ページ目に突入させるために必死だった入間さんが最近短いあとがきで許されるようになった秘密をわたしは知りたい。
いや、いるまさんのことなら別になんでも知りたいな(ファンとかってより恋なのでここに書くのもお門違いかもしれないけど手羽『適切』だとか『自重』だとかそんなオシャンティな言葉は知らない)。
どうでもいいけどわたし最近バナナアレルギーでバナナを食べると食道とかに痒さと発熱を覚え妙な息苦しさを感じますがいるまさんも最近になってからバナナ始めトロピカル系に嫌われているそうなので「奇遇だわ///」くらいにしか思わないで済んでますたとえクリエのバナナオレ(とても美味しい)で苦しみながらいもーとらいふを読み進めることになっても済んでますとも。

・著者近影
ハルさん1さいいいいい! かわいいだろうなーいるまさんのととさまがめっちゃ可愛がっているのがすごくすごく伝わってきてもうなんか可愛い。三十路が死んでるけどしらなーい♡(好きな人の扱いがひどい)
ていうかイルマのアニさんって……アニさんって……叔父さんかつおじさんだけどおにいちゃん扱いなのかなウケる。(好きな人の扱いがひどい)






それにしても、愛って何なんでしょうね。ジョゼさんを小一時間問い詰めたい

わたし、は、自分の中の『好き』を告白をしたときに、『愛してる』と口にしたことがあるけれど。
でもあれはシェリル・ノーム風に言えば『胸の鼓動にけとばされて転がり出た愛のことば』でしかないような、そんなものだったし。(しかし『だけど 困ったナ 応えがない』まで軽く一致しなくてもいいと思った)

今わたしは越前魔太郎くんという無形の小説家(詳しくはググレカレー)に身体を貸していて、その彼のシリーズでは【愛】が重要なキーワードなのですが……悩むばかりです。


(ちなみにちゃっかり宣伝すると「お前の脳みそぽんこつすぎて使いづらい」とかなんとかディスってくれちゃってる越前くんのTwitterこちらです。)
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いやなおんな(index)関係の更新履歴でもあるが、感想とかのブログでもある(たぶん)し他にも気が向けば書く。二次創作なカプ厨。

実情ほぼ入間人間のファンブログみたいな感じでしたが、とある事情により離れていく予定。(過去作品は別腹かもしれない)

分家(閉鎖):手紙の墓場この記事参照


くりえいたーさんや実在しない人に、『自分だけしっくり来ればいい』精神であだ名をつけることが多い。直接関わらないと逆に気安い呼び方の方が距離が遠く感じるような、作品越しとかだと近しく感じるような、そんな感じ。
しかしわかりづらいあだ名が多い(ひどい)。

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