・泣き虫八事と三角定規

ごく初期に置いたSSですね。置いてある位置だけで言えば最古。数件一気に更新した気がするので最古ではない気がするけど。

いつかリメイクするかもよ。

読み返していたら破壊行為の途中だったはずなのに、SSでは普通に座り込んでいたので、「あーまー古いのだし甘いよねー」と消しました。

いや、本編と矛盾しててもいいやー的な方向で書いたのじゃないから消したっていうあれだよぉー。
ま、あとがきあたりに誤解の拡散（過去のわたし→読んでくれた人たち）が起こらないようにごめん本編ではこーだよーって足すのでもよかった気がするけどね。
※二次創作やてきとうなデマからでも誤解って何故かとても広がる。こわい。


つづきから二次本文(ちょっと気に入ってた)の一部。
若干百合って見えるのは趣味。

　私はなんて中途半端で醜いんだろう。せんぱいのこと言えない。宗田君のこと好きになって、でもやっぱり河名のことも好きで。
　私たちは三人が三人、誰も選べていなかった。河名は私を疑わなかったし宗田は二股かけたし私だって河名を裏切りきれずに中途半端なまま日陰の花を演じていた。
「河名が疑わないが悪いんだ。宗田君が煮え切らない奴だったのが悪いんだ。私が醜いのが悪いんだ」
　誰かが誰か選べてたら、こんなことにはならなかったのに。
　河名が一通り悲しんで宗田君のこと忘れようとすれば、また変な感情なしに河名と居られたかもしれないのに。
　もしかしたら私は、二重に妬いてたのかもしれない。親友に恋人が出来て寂しくなって、好きになった人が親友と恋人になって悔しくなって。
「かわなぁ……なんで宗田君のこと忘れなかったの？」
　私はなんで、なんで変わらず宗田君のこと好きなの？
「それになんで、私のことまで殴るの……」
　驕りだったけど、河名は私を信じてくれるんじゃないかって、無償の信頼に甘えてたけど、なんでよ。
　だって、河名、疑ってすらくれないような女の子でしょう。ならなんで今更なの。
　宗田君は死んで、河名は宗田君以外リセットして、私だけ変わってなくて、ああ汚いなって思った。
　嫌い。二人とも嫌い。

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