いやなおんな ブログ 魔界探偵冥王星O ホーマーのH 感想 忍者ブログ
ブログです。
それまでの冥王星Oにも触れるかもです。

Wの感想はこちら
Vはちゃんとは感想書いていません。若干書きづらいのもあって。ただ読書メーターにはちょろっと書いてあります。
Fは読みましたが何も書いていません。扉の【窓をつくる男】がイケメンすぎてほんとどうしよう、ってのがいの一番に浮かぶ感想。
Pの感想はこちら (読む順番が少しいい加減なのです)

なんとも自分を殺した越前魔太郎、という印象。
V(Wも多分)から丁寧に継承しているように感じた。文体を極限まで似せる、とかそういう方法じゃなくて、自分の手でちゃんと掬い上げて。
その分それぞれ中の人が濃さを発揮しまくって……って期待の仕方には添えてないかな。
面白かったです。それと表紙すばらしいです。

あと章後ろのマーク何だろうと思ってい色々うむむとしていたのですが、冥王星の記号ですのね。Vでお手紙ぺったんこしてたやつです。
章前もこれまた冥王星の記号。惑星記号っていくつもあるんですね。


つづきからすごくだらだらしてまとまってないネタバレばりばり感想です。

読書メーターより
■魔界探偵 冥王星O ホーマーのH (講談社ノベルス)
【冥王星O】ならぬ【越前魔太郎】になっている中の人、という印象。結構面白かったです。時々シュールすぎましたが。そして表紙の女の表情がおっそろしいくらいふつくしいです。ああこりゃ持ってかれるわ。【傅く女】の言動で、ほぼうろ覚えだけどプフ(H×H)を思い出しました。【ママ】はどんな人なんでしょうねぇ。【彼ら】の大胆さに怖いとかすっとばしてときめきました。
読了日:07月04日 著者:越前 魔太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6704340


【右手を隠す男】をシブい感じの見た目や声に想像すればするほど、【ママ】という一並びをどうやってかっこよく脳内再生しようか迷って迷って、俗物すぎるわたしにはちょっと難易度の高い男でした。

Hの【窓さん】はちょっとイジワルですね。出番少ないけど。
なんだか【窓にい】のことは嫌いになれないなーと思います。Wを最初に読んだせいもあるんだろうけど。
善人じゃないし結構いじわるだし色々なんだけどなんか、とりあえず嫌いにはなれない。H読んでても尚更好きになる。続きが出れば出るほど色が変わって……へへへ、こうやってつけて……萌えっ!
………………あれ?

【顔のない女】も出番少ないですが相変わらずです。
若干毒舌? なところが好きです。

Vからの【冥王星O】は、『勤めだして半年だかなんだか』ってのでよく聞くように、今の生活にすね始めてるみたいな感じって思いました。
なくした鬱陶しかったはずのものについて未練がましいフリするところが、なんかそんな感じです。

そしてヴィー(Vだから)は強い切望から少し距離が取られて、自分が蟻さんだって自覚して若干自暴自棄、自虐的、ああもうわかんねえええって状態。
ブレブレですな。でもVのときからは変わって見えますが、こうなったヴィーのが見ていやすいです。
それに、別の部分で現れるぶれも。

とりあえず【傅く女】がなんか理解を超えすぎてつい笑ってしまいました。でもあれだ、ヴィーのハイパー賢者タイム(類似品?)と思しき部分はなんか色々と切なすぎる。

あと真百合さん美しいですっ! 表紙素晴らしいです!
そして
「殺すのは嫌。怖いのも嫌。だけど……だけど、お腹が空くんだもの! なにも食べないでいたら、耐えられないんだもの!」

のあまりの切実さには感動してしてしまいました。美しいとすら。この作品シリーズで言われている【彼ら】の美しさに近いものを感じる。

っていうか「わたし悪くない」ってな繰り返しはとても強かですね。泣こうとして泣いてる、この女。すばらしい。こーいうのぞくぞくする。
女の人の強かさ、って感じがする。普通の女の人だったんだろうなぁ。


ストーリーラインはフェロモンに操られる二人の男、
ヴァイオリンにつられてあるいは命を誰かの手に掴まれて動く【冥王星O】と、【ママ】に捧げる愛で動く【右手を隠す男】のお話。

そして『涙を流す』女のお話。

はっきりと敵であるものの、ヴィーは局面では同類をたすける動きをします。
そこがなんとも人間らしく。
いいなぁ。
窓にいがすごく聞きたがったのもわかります。きっとあの人ならすごく興味を持つんだろうと思いました。
それと確かにこいつ奇妙なんだよな、これ読む限り。Vのときは文体とか特殊すぎてこういう細かい感覚も何もなかったけど、Hでなんか変な感じした。
とちくるっちゃってるときとの境もそこまで感じないのに、普段は結構冷静というか……あー勘違いかも。

ラストシーンはいい感じです。事件が終わって、なんだかもやもや沈む感じがしたところに彼女が現れてくれて、なんだかカラっとして、笑いたくなりました。

全体的になんだかつかみづらくて、悪い印象はないんですが、分かることが出来てない部分が結構ありそうな、うーん、変な感じの本!

とりあえず、【彼ら】パネェってことをはっきり見せつけられてときめきました。
ネタバレ見てから買うか考えたので衝撃はなかったですが、いやはや【彼ら】の都合でこうまで人間翻弄されまくりとは。どきどき。どきどき。


最後に、【流れ星ヒュー】、おめでとう!

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