いやなおんな ブログ 電撃文庫MAGAZINE Vol.50 脇を締めてコンパクトに振り抜く 感想(たぶん) 忍者ブログ
ブログです。
(たぶん)っていってもいつものことよね。

一応ネタバレありなので続きから。
今から手に入るかな?よくわからないけど初期入間ファンはとりあえず買っておけという代物ではあるよ。



一瞬野球かと思ったら違った。

というか、

というか……


貴女でしたかー!

という感じ。
いえ、10周年まで預けるものだとばかり思っていたので、9周年で掲載されるとは……。

あ、というのもね、こんなとこ来てくれてる人はご存知な方が多いとは思いますが、今回の電撃文庫MAGAZINEの発売日は入間人間のデビュー作発売から9年目なのですのです。
最近あまり扱いよくない風な印象のいとくんですが、小説の扉画像のところにちゃんと9周年と記載されていたのがほっこりポイント。

それにしても、本音は晒したくない/でも嘘に拘るのもイヤ……ということにも拘る。
など、色々と否定形のものを重ねまくった影響(父への反発)が強く大きいせいか父親と比べて複雑なパーソナリティが出来上がっておる……。
なので、「わー記念短編やー感想書こうー」って思ったはいいものの、彼女に何て言えばいいのかわたしにはよくわからなかった。

というか同世代の奴の娘が思春期になっている、という意味でも、わたしはどう接したらいいのかわからない(あいマユは確かぼくの一個上なので)。

と言いつつまいさんまいさん、謎の呪文じゃよくわかんなかったからアンヤーコーラーエッサッサわっふるわっふる(趣味の悪い大人による更なる謎の呪文の実演)。


本筋としては、自分の中の暴力性に正当な理由を与える、という現代っ子がよくやるやつをやったらちょっとズレてて、無覚悟に最も忌むべきと思っていたものに力を貸したみたいになってしまっていて、自分に腹を立ててその暴力性を自分にも向けたけどそう簡単に死ねなかったし生きてくしかないアイス食お。みたいな話として理解しているわけなのだけど、
『それがいいか/悪いかの前に、傷を残しても、生きていくことになる』というのがみーまーのテーマかモチーフかその辺りだったので、その辺りは共通しているんだなぁと。

それにしても危ないネーチャンだなー。自分が狙われるために自分が被害者を選定することに何の負い目も気負いもない。
入間の間に載っていた最初の短編(全3回)であいが自分との違いとして『いい意味で無関心』と評していたことがよくわかる。…………『いい意味で』って親バk おっと誰か来たようだ。
自分で言っていたような自己愛の強さというか、こう、見えている上できっぱり線が引けている人間なのだなぁと。
そういう強さは……ぼくの場合十代まではもうちょっと持っていたかな。優しくなろうとして人格の形成に失敗したのだよ、優しくない方がまだ完成されていたのにね(せいいっぱいかっこいいいいわけ)。

閑話休題。短編小説としての起伏はあんまり拾えませんでした。ファン小説というか。「おおお」って盛り上がりも、自分を殴った下りも、感じ入るものには『みーまー』の記憶が中心になっていたから。
だから短編としての純粋な感想という面も込めようとしたら難しくてなーんも、書けなかった。というのも、何か言葉にしたいって思ってても書けなかった理由のひとつ(今これ書いてる時点で発売日から十日以上経ってます)。
最近物事の起伏を上手く受け取れないというか、頭の中身がまたもや摩耗しているのもあるし、入間さんが考えているであろう『起伏』とわたしの感覚のそれがどんどん離れていってるのもあるだろうけど。

……どこに言及したかったか忘れたので、とりあえずまいさん以外の人物箇条書き。

・今回あいの叔母さん出て来なかったけどそういえば今までの娘ちゃん小説に叔父さん出てきてないね!(今更)
・愛音さん:相変わらず、という部分と、丸くなったなーという部分が……。食べるための犬を育てる、というか家畜なのか愛玩なのかよくわからないことになっているけどとにかく可愛がっていることとか。そういうのが。
・小路坂ちゃん:前髪。姫カット? 以上。流石に嘘です。おうちのことは何かしらあるんだろうけど、少なくともまいから見れば普通の鬱屈した女子高生、ですね。確かにまいさんとウマが合いそうだなーというのがイイ。冷めてて、別にまいさんとお互い相手のこと大好きってわけじゃなくて、共通する部分を感じて友達やってる感じが、その気だるさがとてもイイ。心地よさがあって。
 あと折角だから他登場人物のご息女でも面白い(こういう性格や生活になるなら誰かなーとか考えた)ような、いやいやそこまで世界狭いとまたイヤーってような微妙な感じだ。どっちもだ。
・犯人さん:にゃー><(新時代のノーコメント)

あとめちゃくちゃ関係ないけど、感想書くとき入間の間のweb掲載小説読み返したんだけど、『2015年10月21日』の
(前略)右腕はともかく、脇が動かなくなったら困る。
 脇が動かなくなるってなに。
↑このフレーズ大好き。


最後にそれでも甘いもので溶けるようなもんだと締められているのが、それでもそれなりに普通に『女子高生』出来ているんじゃないかなと感じられて、ちょっと嬉しかったです。



あとがきがわりに・・・
どんな人も笑顔と元気…………ウィ、ウィッス。
それにしてもいるまさん以外にもそういう無難? と言っては悪いですが、そういう回答の方も結構いますね。(※異性の萌える仕種を訊かれている)

ネタ回答とかもありますしマジで思いつかねえって人もいるとは思うんですが、大きく分けると『訊かれた通りにフェチを語っている人』と『回答によっては角の立つ質問だと捉えて慎重に答えている人』に分かれています。

まあ『貧乳いいよね』から『貧乳は気にしてる子が可愛い』という萌え人口が爆発的に増加した結果『貧乳ってことは気にしてるよね可愛い!』になって猫も杓子もryという歴史を辿っている文化の一部でもありますからね、ラノベ。慎重にもなりましょう。
パブロフの犬で有名な『条件付け』でも、どんどん重ねがけできますからねー。高次条件づけというのですのです。(犬でいうと、ベルが鳴ったら餌が出るためベルだけで涎が分泌されるようになった犬に、ベルを鳴らす前に光を当てれば光を当てられたら涎が分泌されるようになります。勿論消去とかもありますがまあ気になればうろ覚えの学生の説明よりご本をどうぞ)

そんな感じで。

前の公式サイトの入間の一問一答で「あゆちゃんでいいですよね!?」みたいな質問に対して「名前考えてたけど忘れたからそれで」みたいな回答していたのですが、わたし、実のところあゆさんにならなくて安心しています。
いやなんか、こう、テキトウに「じゃあそれで」って答えてる感あるじゃないですか、あの人。伏見さんやあいくんの誕生日なんかも。それで実際に採用しちゃうのってテキトー感出すぎてわたし嫌。それとそういうの送って採用させちゃうずーずーしさがわたし好きになれない。多分自分がやったことだとしてもどこか許せないと思う。
まあ今回はたまたま違ったとか、元の名前思い出したとかかもしれないけれど。

それと。
わたしは『へらへら笑って、そのくせ、自分の意見を全部は否定しない頑固なやつ』だって、いるまさんのこと思ってるから、こういうときとか、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃんシリーズ』のラストのモノローグが映画版のラストのモノローグと似ているようで逆なのとか、何ていうか、らしいなと思う。



追記:ちなみに迎えに来た保護者はマユだと思いまする。

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分家(閉鎖):手紙の墓場この記事参照


くりえいたーさんや実在しない人に、『自分だけしっくり来ればいい』精神であだ名をつけることが多い。直接関わらないと逆に気安い呼び方の方が距離が遠く感じるような、作品越しとかだと近しく感じるような、そんな感じ。
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