いやなおんな ブログ 電撃文庫MAGAZINE Vol.44 いもーとらいふ 16~18歳 後半 と、×(バッテン) などの感想 忍者ブログ
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まず、

・いもーとらいふ 15~18歳 後半 の感想はこちら↓

以上です。

というのはまあまあなんですが、わたしの感想を凝縮されるとこうなる。
マグリットの『恋人たち』
(頬を寄せてる方)を極限まで気持ち悪いものとして解釈した感じがこれを読んだ感覚だなぁって。

……わたしの絵が上手くないのはほっとけよ。マグリットが描いた方は画像検索で出るよ。

あとはまあ、続きから機能を使います。







とりあえずめちゃくちゃ気色悪いなにーさんくん!!!

ていうか引くなぁ。何に引くって、その侮辱ぶりにさ。気色悪いのとは別で。思い切りすぎな『過去とそこに在った他者への侮辱』。最低だ。

……でも、これの感想の『気色悪い』ってどれくらい共有できるものなのかって、すごく気にかかる。

わたしと同じように「にーさんくんめっちゃ気色悪い」っていう感想を抱いた人がいたとして、その人はどの部分をどういう風に気色悪く思っているのか……。「わかる! 気色悪いよね!」と同じであると仮定して共有を喜んでしまっていいのかよくわからないのよ。

わたしの場合、多分尊敬する気持ちが一切なくて同じ目線の高さを感じることも踏みにじることに躍起になるほど相手の強さを感じているってことも、そういうあらゆる何かがなくてしかもねっとりしている愛情を、とても気色悪いと感じているのだと思う。
わたしは、
そういうのが、嫌なのだと思う。他の人は、どうなのか。聞いてみたいような、そんな小説に感じる。

わたしの場合『親』という存在すら苦手としているからなぁ。わはは。もし自分が親になるとして、無力から始まりいつまでか手を貸す必要のある生き物を尊敬できるのか……自分の性格を思うとよくわからなくてな。子供を産むのはきっと無理だしやめたほうがいいなと思うのだ。そうでなくても祖母も母も年寄りになるより前に自殺しているしわたしもそのうち自分で死ぬだろうから、負の遺産が大きそうだし。


ちなみにわたしが一番気色悪いと思ったのは、この前後の記述。
そのかわいい膝に傷がつくなんて、なんだかもったいないじゃないか。
吐息混じりで上からにしたってもうちょいマシな見下し方があんじゃねえのって感じの、庇護欲の気持ち悪さを固めたような声が聞こえた気がしました。この地の文。


んでもって、
この文単体で、他の登場人物が言っても気色悪いのかなぁ、という疑問もあったので少々落書きしてみました。

※以下若干しっくりこなくてもかなり無理矢理にでも似たようなこと言わせてますので注意。



太郎くんだけそのまま台詞言わせてみたけどアレでいてあいつ結構相手を尊重することを知っているやつなので言わない気もする。
まあ言ったり思ったりしたとしてもわたしは太郎くんが気持ち悪いとこあるけど最終的には庇護欲より相手の意思を取るやつだということを知っているから、ここまでは思わなかったかなーっていうのもある。

あと思考実験としてP4の番長くんに言わせてみたらすごいセーフ感あったから「イケメン無罪かな?」と思ったけど『思考させて』みたら完全アウトだったし二度とナナちゃんに会わせたくない感じになった。
番長がセフセフな気がしたのは『天然微罪+台詞で想像したから』だったっぽい。元々気持ち悪いキャラじゃない人がやるとただのアウトだわ。

地の文だと言い訳きかないもんなぁ。地の文だからってその人が思ったことそのままとは限らないとはいえ、潜在意識みたいなそういう、感覚? というか、そういうのが漏れ出てしまったら言い訳きかないもん。


そしていもーとちゃんにはそういう扱いが適していて、順応していて、許しているということが、更なる気持ち悪さを誘うのだ。


それにしてもカンパリ(作中の喫茶店)がまだツタに覆われている! 懐かしいー!!
多分この小説は年代的には2015年よりは未来なんだけど、でも建物の感じとかは結構未来まで過去の、いるまさんが居た時間軸のままだったりするんだよねーこの人の小説。

(元)彼女ちゃん……次に誰かと付き合うならもっとマシなクソ野郎にしような……あまりの被災者感に見てるこっちがつれぇ。

(元)彼女ちゃんの知り合いって一瞬上真桑桃子さんかなっ? と思ったけど『いいロリコン』『わるいロリコン』の言い草からして、比内桃かしら。ていうか「PASSさ」って、元々元ネタがあるのか桃経由の流行なのか。


・×

やべえ普通にめちゃくちゃいい話だったしわたしこういう話好き。ロボットとか、時間の流れとか、実はわかっていたとか、そういう色々、弱い。
バッテンを教えたこととかね、なんか、あたたかい。愛の話だ。
藤実なんなさんという方のイラストについている物語なのですが……! とても……いい!! イラストも素敵! なんなさんの絵好きかもしれない。いいなーこれいいなーほんと。きれいな『ゆうがたのいろ』をしていて、とてもいい絵。


・どうでもいいけど、

おにいちゃん大好きな妹(はぁと)。

みたいな内容を憂いなく描いているマンガとかがいもーとらいふと一緒の雑誌に載ってるのウケるな。気色悪い。世界が閉じてゆくその感じに疑問を持っていないのが心底気持ち悪い。

みーまーはマユが外に出られなくて××がなんだかんだ浮気だなんだと外を目指しながら閉じた世界も大事にしたい子だからわたし平気だったのかなってふと思った。××くんは聡いやつだから、割と色々自覚的だったりさ。


・あとがきがわりに・・・

そうそう、そうやってわたしが深夜から明け方にかけてしたためて送りつけたファンレターとかさっぱり忘れてしまってくださいね。
というのは半分くらい冗談であることを願うとして、寝たら忘れるとかそういうのが優勢になってくるのなんかわからんでもない。最近。

歳を取るごとに単純になっている気がするのだ、わたしは。まあ私の場合頭壊れているともいう。



あと感想書いたりはしてないけど入間の間の短編とかも美味しくいただいている。
今回更新の安達としまむら勢たちがちっちゃい短編、なんかほっこりした。みーまーは引き続きその辺ネタやられると死にたい気持ち出る。

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分家(閉鎖):手紙の墓場この記事参照


くりえいたーさんや実在しない人に、『自分だけしっくり来ればいい』精神であだ名をつけることが多い。直接関わらないと逆に気安い呼び方の方が距離が遠く感じるような、作品越しとかだと近しく感じるような、そんな感じ。
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