ブログです。
はい、つまらなかったです!
(えがおをこころがけています)
(えがおをこころがけています)
あと、こんな小説にあの推薦文を書いた入間人間は偉大ですね。お仕事がんばりましたね。
もういっそフライングVと壁で首挟んで小一時間問い詰めようとしてあっさり「え、読んでないし」とか言われたい。えと、読メに書いた感想とコメント引用してから、続きからネタバレとかありで感想(批評、にもしたくて一応付箋は挟んだんだけどわたし向いてないからわからん)書いていきますよー。
試し読みの時点でだめな小説だと思ったのですが、入間人間の推薦文が書かれた帯を収集しておきたかったので買いました(正直彼が書いたものだったらダイイングメッセージでも着服したい)。読み終わったので思いっきり言いますけど、やっぱりだめな小説でした! わたしさー、良いどんでん返しっていうのは、さり気なく鳴らしておいたベース音を突如メインにして「あ、主題これだったん!? ベースとか聞いてなかった!」ってさせるものだと思うんだー。中だるみもだるだるだったし、色々と、作者についてつまらないひとだなぁとも思った。
あと死刑執行のボタンが全部機能するボタンだと思ったら大間違いだバカ野郎。というか日本の死刑ってボタン押す人三人じゃなかったかな……うろおぼえなせい? 変わったのかな? それともフィクション設定?
ジャンプボタンもくじ
◆謝れ! 水木しげるに謝れ!
◆軽く感想
◆れっつ☆つっこみ!
◆いるまのはなしをちょこっと
とりあえず水木しげるに謝れ!(AA略)と思うのがわたしだけじゃないのはネサフにて確認済みです。
ヒロインの母が『水木しげ子』という名前を嫌って旧姓を名乗っていたというのがさらっと出てくるんですが、「有名人の亜種じみていてギャグみたいな名前だから」とも「母は妖怪が嫌いで……」とも出てこずただ嫌っていたと出てくるわけですが……なんていうか、若干失礼じゃね? という……。
勝手に拝借しておいてそりゃねーぜ。って。ファンですらない第三者だから「謝れ」は冗談ですけどね。
でも妖怪ネタを使ってリスペクトの意を表すでもなく、あとがきで水木御大の話題に触れるでもなく……なんていうか……いたずらに『不気味なイメージだよね☆』とそこだけ掬って拝借した感パない……。
水木しげるファンの人の意見をこってり聞いてみたいところです。
水木しげるについてはほどほどにしまして、まずは、まあ『所詮ラノベだよね』、かつ『細かいツッコミはあとでいいや』という意識で軽く感想。
プロローグと第一章は、試し読みのとき読んだだけで、そんなに真面目に読んでなかったんですが、「そっかー、やりたいことはわからないでもない、のかなぁ……? こんなものかなぁ……」
一樹君が実はアレな人でしたー! っていう、反転の場面については感心しかけたかなー。他が色々過剰演出な文章(すべりまくり)とかであんまりあれだったけど。
赤い糸が繋がっていた先は実はお母さんでしたーっていうのは「お、おう……」ってなったし前のシーンに戻っても「伏線を隠すつもりが伏線消しちゃったのか。そっか。まあ……人間誰しも……ミスは……うん……」としか。
第二章
主人公が持つ偏見が大変気持ち悪くて死んで欲しい章でした☆(後述)
えーとあとえーと、どんでんがえしで実はーってやいたいのはいいんだけど殺る必要あったのかなって……。最後まで読む限りあれでしょ、しげ子さんって趣味は変だし不気味だけど可愛くて綺麗で実は事件に対してはまともな判断をすることの方が多い正統派ヒロイン的なキャラだよ! っていうあれでしょ(ちがう?)。殺らせる必要……?
それにあの、どこから来るのその正義感っぽいもの。主人公は主人公だから主人公の役をやらなければいけないのだッ! って感じで人物として成立してないよね、主人公の子。
第三章
お、おう……。
第四章
挿絵のお姉さんのメスの顔しとるで、たまらんなー……。
中心になった登場人物たちはみな、異常なまでの一貫性のなさを持っていましたね。最後まで。
いえ、心理学のデータとか調査とかお勉強すると、『時と場合によって』の部分の方が人の言動に関わってくるものらしいっていうものも出てくるんですけど、そういうのとも違うんですよ。ただ成立してにゃいです。
全体を通して一番驚いたのは〈見知らぬ人〉さんの呼び方が結局〈見知らぬ人〉で固定されたことです。見知っても〈見知らぬ人〉……すげえや……常識にとらわれてない……すげえや、マサマサ……わたし軽蔑しちゃう……。
(※わたしは感想文とかついったーとかでは作家には変なあだ名をつけがちですがきにしたらまけです)
あとマサマサはさー、アニメで想像しながらそれを文章にしているよね。あとがきにも自主製作映画って書いてあったけど、ほんとそれ。
映像だったら面白いかも、音響だったらやりやすいかも……でも、文章にされても「アニメ脳または映画脳ですねその地の文担当の子」ってなるだけなんですよねぇ。んでもって主人公にそういう属性が付いていない。び、びみょー……。それだけで微妙ですヨ。
つっこみ☆コーナー(本題)
全部つっこんでいてはキリがないのでかいつまんで……☆
おそらく多くの人は、轢いた瞬間に車を降り、手を汚してでも猫を歩道の脇にでも寄せていくべきだと非難するだろう。主婦に謝罪の気持ちがないことで更にその気持ちは強くなるのではないだろうか。
でも、僕は少し違う。
僕にも非難する気持ちはあるのだが、その一方で、そのまま逃げ去ってもよかったのにわざわざ戻ってきたことを評価する気持ちも少しあるのだ。僕はいつでもこんなくだらないことで葛藤する。
――僕は、人に憎しみを抱くのが苦手なのだ。
いや……そんなに多くが怒るとは思えないし、衛生考えると野良猫の死体素手は危ないかもしれないし、ちゃんと戻ってきているってことは処理する気はあるんだし、良くはなくとも普通の範疇だろ。
こいつ偏ってるな、と、作者について思った。他の文章を読んでいても「当然共有できる常識ですよね?」と思い込んでいそうな面積が広すぎる。
「これくらい説明しなくても察せますよね?」で色々省いて異常が普通だって表現しようと頑張ってる部分もあるのかもだけど。
しかも、この下りかーらーの
『犯人のガキは、悪びれた様子もなく、「僕が撒いたのはただの水ですよ」だってさ。どうなっちゃったんだろうね』
本当に憤るしかない。
本当に憤るしかない。
本当に憤るしかない。
ほええっ?! ん、うん、憎しみ……ではないかもしれないね?! でもそれ言ったら最初の例も憎しみ関係ないよね……。
ていうかこの主人公別に憎しみを抱くの苦手じゃないよね。色々。他にも。『普通』の悪いところだけ抽出したような普通くんだよね……。
女の子の引きこもりというのも珍しいように思えた。
お次のこれは、これだけなら、そういう風に思ってただけですよ、と言い訳できそうなんですが、この後も繰り返し繰り返し女の子の引きこもりryと出てきて「そこまで言うほど差はないですしおすし……」ってなりました……。
そして『主人公が女の子の引きこもりってものに違和感を抱いていたのも伏線だったよ☆』とも取れる書き方をしてあるのがとってもとっても気持ち悪い。
「君のことも教えてくれないか。先程から感じていたんだがね、君もこちら側なのだろう。何があった? その若さで」
その若さで、って言っておけば重々しくなると思ってるのかもしれないけど歳を取った方がそういった面はそちら側やらこちら側やら動きにくいと思いますしあなたも覚醒したのは少年時代的な流れがさーあー。
――コンッ!をはじめとして物理的に違和感を覚えた部分は割とありますが所詮ラノベですからそういった部分は流します。
どうでもいいけどスベスベマンジュウガニの下りは遊んだ方が蟹に悪いよ!? というツッコミを封じさせる台詞の流れにした方がよかったんじゃないかな……。正直、つっこみたくてしょうがない……。
――――――糸に対する全ての応えに繋がっていた。
と、指を切り落とせば本体からは糸が消えることが発覚したシーンで仰っていますが、
全てじゃねえから!! それ、『全て』じゃねえから!!
あとなんか論理の飛躍多いよね。「それ納得できんのお前の頭の中だけだよ!!」的な論理の飛躍多いよねこの小説。あ、担当編集さんも納得してらっしゃるのか。以心伝心パないな。
「(引用時省略)五人が、ボタンを押すことで、死刑囚は死ぬ。つまりは、そういうことです」
五人……。
「まさか」
長滝の左手の小指に結びつけられた五本の赤い糸。
「(引用時省略)糸に、殺意は関係ない。誰かを操って殺させても、その操った人間に糸はない。糸はとてもシビアに、殺す者と殺される者との間を結ぶ。知っていましたか?」
えっとね、いえな(一人称)ちゃんとご本借りてきて調べたことはないから、にわか知識なのだけどね、死刑執行のボタンはひとつを除いてダミーらしいって話は、有名だと思うんです……。例えばウィキペとか、このページとかに書いてあります……。
ボタンを押す人数はネットだとソースによって違うし、クローズドな世界なので本当のところは分かりません。でも、もし公表されているものと反した事実があったのだ!(ばばーん) ってやりたいなら、相応の書き方があると思うんです。
例えばほら、「一つを除いてダミーだと言われていますが、実際には全部押さないとダメみたいですね……」とか。
「(引用時省略)顔が修復不可能なぐらいにケガをした患者に、死体の首をつけ替えたんです」
つまりこういうことか……!
首をつけ替えたら脳みそ……脳みそ……えぇっと、マサマサの信仰では首から上は意識を司らないの? 脳みそあるけど……? もしもマジで信仰の違いだったら、仕方ないっちゃ、ないよね……。
「しげ子さん!」
僕は叫んだが、構わずにしげ子さんは、それを――喉へ流し込んだ。
えっとだね、この、しげ子さんと言われているこのヒロインのビーフシチューに主人公が毒薬を言れてしまっていたと思わせて違いましたーをやろうとしている途中のこのシーン。
普通に読んでれば「あ、主人公やっぱりヒロインに死んでほしくなくて叫んだな」って思うじゃん?
実は……
え、あれ? 実は…………えっとちょっと待ってて本文探すから。実はだね…………………………
あれ? なんでこいつ叫んだの?
……もしかしてトビラ堂に行ってにゃんにゃん(比喩)しようという決意を込めて叫んだのでしたーってことにしたかったのかな……意味不明だけど。
……ま、まあ、全般意味不明だよNE! このご本!
〈見知らなかった人〉が色々と万能すぎかつタイミングもばっちりすぎたり、最後のバトルシーンでは「しげ子さん!」って呼んですぐ「……死を運んでくるのが~~」と、しげ子さんとくんずほぐれつしている〈見知らなかった人〉に向かって言ってたり(いやいや、顔向ける角度もそうか変わらんし自分に言われたと思うだろしげ子さん)。
指を自分のものに戻すと、再び糸が見え始めた。
誰かおかしいと思えよ!!! こんなの絶対おかしいよ!!!
血を入れられたから糸が見えるようになったんでしょう!? 呪われた血とかなんか言ってなかったっけ!? 糸がある人だから糸が見えていたわけじゃないんでしょう!!? 作者も編集さんもおかしいよ!!
はぁ、はぁ……。つかれました。そういえば虹子とかいう子はただのヒロイン要員で天城とかいう子はなんかわからんけど浅慮な他人(主人公くんエライ!のための)要員でしたね! ちなお姉さんはメスの顔要員。
もっと色々つっこみどころはありますが、とりあえず推薦文書いた入間さんは『先生』って呼ばれるの嫌いなんでてきとーに『さん』付けとかしておいてあげてください。
マサマサ……折角なので正式名称も一応書きますね、真坂マサルについてがメインな文章は以上です。
あ、生煮えさんによるイラストは扉の白ワンピしげ子さん(カラー)が綺麗だった他、ところどころ綺麗だなーと。
細さ(具体的な線とかキャラの体とかじゃなくて総合的な何かの)がなんかちょっとイヤでもあったけど、好みの問題かと。
さてタイトルにもある通りいとくんとかの話もちょこっと、です。
帯に推薦文を寄せている入間人間は、嘘つきみーくんと壊れたまーちゃんで受賞を逃しています。最終選考に残った作品として出版されているのですよ。
推薦文の『これが大賞じゃない? 相変わらず、見る目のない 連中だ。』はまあ、ファンからすれば「あー入間まだ言ってるのかwwww」ですね。
まあ推薦文の内容はともかく、似たようなもの枠とされているとどうしても比較してしまうんですよ……。
結果は、当時のいとくんが圧倒的すぎる(可愛らしさ含め)のもあってマサマサのしょっぱさがあれしてあれなんですけどね!
いとくんの文章が、ひとのこころの機微を描くときどれだけ慎重だったのかって、改めて思いました。
最近(一年以上は)みーまー読み返していないんで、ちょっとマサマサに不利ですけどね。それにみーまーを初めて読んだのが十六の冬で、今は二十二の冬ですもの。
でも、いとくんは(彼の小説は)実際、繊細ですヨ。ハバネロ君出したら甘いアイスクリームを盛り合わせないと気が済まないんじゃないかってくらい。特に、思考や心に関して。例外が出そうな部分の穴は塞いで、どこかに登場人物の考えが寄りすぎたら違うものにも言及させて……。
ようは臆病なんですよあのひと(ゲス顔)。今は、ちょっと違うかもしれないけれど。あのひとのさじ加減は、優しさともなにか違う優しさです。
負けず嫌いのせいで思い込みに走りきるのを躊躇うところがあるんでしょうか。でも、そういうところに『うそつきさん』の才能は出るんじゃないかなって今回思いました。デビュー作の粗も、悪い味しない。
得意とする叙述トリックとかだって、読者が読み返したとき納得してもらうにはそういうの大事なんじゃないかな。神経質さとか。
マサマサの『うそつきさん』はちょっと、思い込みによるごり押しというか、なんか、そういうのが、いやだなって……。前提を押しつけられている感じがするの。
メントスとコーラ一緒に渡されたら、いくら自力でメントスコーラ回避できたって怒るわ、わたしは。
話のまとまりが更になくなってしまうけど、恐怖や叙述トリック、人の狂気についてわたしが普通に読んでいられる人には、師匠シリーズのウニもいる。
初期のシンプルな怪談もいいんだけど……ってその話じゃなくて。
ウニもじょうずよー。ごり押してる部分もそりゃあわたしが気づかないだけであるのだろうけど、人のちょっとした心理や隙の突き方が上手。相当勉強してるんじゃないかなぁって気がする。
つまりこっちも、ふと意識の端で引き合いに出したとき、「あー、やっぱ師匠シリーズって面白いんだなー」と相対的に評し直すことができたって感じです。元々面白いと思って読んでるんだけどさー。
やっぱり、こー、どんなに浅慮になろうとしたとしても思慮深さが覗いてしまうような文章を書く人いいなーって改めて思った。いとくんの魅力再認。
拘りやフェチにつっぱしる系でも縋ちゃん(三秋)とか、好きな人はいるけどさー。
いつも通り、結局はわたしのおしゃべりは『好き』と『嫌い』の話でしたとさ。ちゃんちゃん。
追記:批評ーって感じになってないのはタイトル詐欺でごめん。感想とつっこみやね。
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案内
途中までサイトの1コーナー扱いでしたが途中でブログ独立宣言。2011年1月9日、カウンターつけてみました。
いやなおんな(index)関係の更新履歴でもあるが、感想とかのブログでもある(たぶん)し他にも気が向けば書く。二次創作なカプ厨。
実情ほぼ入間人間のファンブログみたいな感じでしたが、とある事情により離れていく予定。(過去作品は別腹かもしれない)
くりえいたーさんや実在しない人に、『自分だけしっくり来ればいい』精神であだ名をつけることが多い。直接関わらないと逆に気安い呼び方の方が距離が遠く感じるような、作品越しとかだと近しく感じるような、そんな感じ。
しかしわかりづらいあだ名が多い(ひどい)。
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自己紹介:
片手羽の下の名前はいえなです。Twitterまとめ記事等ではしょっちゅう出ていましたが、
こちらやサイトで補足するのを忘れていました(~2011年9月19日迄)。
こちらやサイトで補足するのを忘れていました(~2011年9月19日迄)。
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