今度映画化される『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の記事です。って書けば人集まりそうな気がする。つまりおまじない。

「みーさんは傷隠すために髪長い！」っつってる人が意外に多くて（映画化で坊主なのにびっくり、っていう反応の一種）でも「あれ、それやめてなかったっけか」と思っていたので、
ちょっと1～3巻をぺらーっと読み返してみていたのです。

まーそれで挿絵見返してみて、「あー記憶より普通に長かったな。二次創作系で『顔出てないからいいやー』といい加減に生産したブツを端から抹消したい」という気分になったのは置いといて、
とりあえず今さっき6巻P73で髪を伸ばしていたのが過去形なことは確認できた。まあ普通に、絵からして短くないけど、文からして伸ばしてもない髪だろうね。今切る暇なくて伸びてそうだけど。

閑話休題、それで、また勘違いかもしれないけど、でも、死にたくなった。また、久しぶりに。

ネタバレありすぎるから続きから。

3巻P119L1

「そう、そうだよね、みーくんはいる、からわたしもいる、し、し……」

この台詞の続きは、涙が口に入って中断されます。嬉し涙だからと言って泣き笑いで噎せるシーンです。

気のせいかもしれない。でも……。

私はこのシーンのマユは悲しいことが起こったことをぼんやり覚えていて泣いているのだと思っていました。
けど読み返していてなんか引っかかっちゃったのです。

「し……」の後に、何が続きそうだったのだろうかって考えたのです。

マユは大切な人を二人物理的に殺して、どんな連帯や関係があったかは私たちにはわからない人物を精神的に失っています。
あいです。

みーくんもいるからわたしもいるし、でもそうしたら××が居なくなる。
矛盾に手がかかってささくれたから泣いた？　もしかしてそうだったりするんじゃないか？　とふと思って、う、鬱だ死のう……となったのでした。
（2014/2追記：機械的なもの含む涙はこのちょい前の発狂時からでしたね）

もちろんおとーさんおかーさんって解釈も出来ないわけじゃないけど。

もう一人の大切な人が居ないことに気づきかけて泣いてしまったのではないかと。
マユは、気づかないつもりで気づかないって面も、ほぼ無意識なんだろうけどあるから。そんな自分への罪悪感すら、あったりして、と。




追記。あと、×音を殺そうとするシーン、あれ、やっぱりミッチーと同じように、ついてしまった癖だね。
自分がそうしないと終わらないって。

　マユが素早く頭を振る。その表情は陰らず、愉悦もなく。
　あの夜の、菅原みたいに冷淡だった。

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