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な、なんだってー!?


いや、茶化したけどマジで。
ヤングジャンプアプリで今明日ちゃんのセーラー服がほとんど(2巻収録分以外)全部読めるんで読んだんですよ。

生命の躍動が非常に美しい漫画です。

ただ、最初は読み方がわからなくて「???」ってなってうたがっていたんですよ。
こう、露骨で俗な方にエッチな描写を売りにする系じゃないの??みたいな。
だってお話のヤマやオチが緩やかすぎる。
そういう作品って別のねらいがあることが多いんです。

わたしは、無垢な女子中学生にソーセージくわえさせたり、パンチラのためのパンチラをお出しして「ほら、無邪気に振舞ってるけど却ってエッチだろ?」する漫画だったらすきではないです。
なのでもしそういうのが一瞬でも見えたらすぐに逃げよう!って離脱のタイミングを測っていたんですよ。

でも、ぜんぜんちがった。

フェチはあるんです。でも、違う。
違うんです。描かれているのは、何かひとつの要素を強調するものではない。

あるがままであることの色気と躍動、美しさでした。

狙って描いてるのかなあっていう格好やシチュはあるけど、明日ちゃんたちはちゃんと、そこにあるがままで美しいんです。

そしてオチはやっぱりほのぼの緩やかだけど、ヤマはあったんです!!
普通のヤマとはちょっと違いますが。

たとえば縄跳びをしたときの髪や体や縄や服の動き、そういったものがヤマです。


そこで思い出したのがふわりPでした。
ふわりPの楽曲は、曲でめちゃくちゃ盛り上げてきて、そこで歌っている内容が劇的なものであることを伝えてくるタイプの楽曲です。そんなふわりPの曲の中で劇的に歌われているのはどういうものかというと……本当に、なんでもない景色なんです。

たとえば上記の曲の2つ目のCメロは、前半が静で後半が動、そしてタタタタタタータター♪と歌っていたメロディは最後の部分でひとつひとつの音を強調し、タ タ タ タ タ タ ♪と歌いかけてきます。

そんな最後の段の歌詞がこれです。
なみきの てのひら
とびたった おちばが ひらりひらり
マジでなんでもねえな!!!!
(※落ち葉さん自体は冒頭部分から連続して描いているので盛り上がりの位置に座すに相応しい登場人物なのですが、起こっていることはなんでもないのでこの書き方です)

それでもふわりPの……すくなくともふわりPの書かれた歌詞の中ではそんな景色が劇的だということがわかるんです。

わたしもふわりPの曲を全て網羅しているわけではないのですが、すくなくともこれや、MMDでもお見かけする『きょうもハレバレ』などはこんな感じです。
感情面や町や人への感慨などを描き出す部分もあったりするのですが、やっぱ情景描写がめがっさ多い。


『明日ちゃんのセーラー服』はふわりPの楽曲と同じと言った意味がわかっていただけましたでしょうか。

両者、下手したら「まあ実際物理法則考えるとそうなるよね」となる当たり前を「わあ! こんな風になる! すっげえや!!」と描いているんです。


なのでわたしは、明日ちゃんのセーラー服が好きな人にはふわりPをおすすめしたくなるし、ふわりPが好きな人には明日ちゃんのセーラー服をおすすめしたくなりますね。
おすすめです。

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あんだけぐだぐだしゃべっておいてまだ書き忘れがあったんですか!!??



ありましたごめんなさい!!!!!


ということで書き忘れんぼさん。


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追記3:書き忘れがあったので別記事立てました


買ってきました恋と嘘! マンガボックスというアプリで連載読んでてすごく好きで! とにかく買いました!
一応紹介するとね『ゆかり法』の『政府通知』で結婚相手を決められちゃう世の中の思春期男女の話です。

とりあえず読メ感想貼る。
キャラクター造形が優秀。特にネジ。いっぱいいっぱいで一生懸命優しくて、なんか変なやつ(それが可愛い)。これは確かに好きになってしまう。納得の主人公。地味なだけに目についてからは目が離せなくなる、そういう説得力が半端じゃない。ヒロインも魅力的で、高崎さんはまだミステリアスながら恋する姿が可愛く、その内容はとても共感できるし、莉々奈も独特で可愛い(罵倒したそばから罵倒した部分について心配してしまう忙しさや律儀でぶきっちょなところ)。それから友人の仁坂。彼の目が好きなのですが、かなり重要な役なのでは……。 
この漫画、男性向けなのか女性向けなのか非常にボーダーというか……ジャンルがアンビバレンツというか。

上手くいえないんですが、すごく女性的な漫画なんですよこれ。絵もかんわいいの。
なんだけど、連載用のアイコンとかはめっちゃ青年向けのせくしーな絵(第一話とかこのリンク先画像の左の美咲だし)で。

多分女の私から見たら「女の子にウケそうな内容なのに宣伝とかセクシー要素が大きめだ。あれれ??」
男の子から見たら「え、これ男向けだし男っぽいラブコメ漫画じゃん」なのがステロタイプ的な感想なのだろうと思います。

もしかしたら男の子の男の子的な視点にのみ終始した場合、 ネジは没個性の地味メン以外の何者でもなくて彼のことを好きになった彼女らの想いへの説得力なんか感じないのかな、なんて寂しい疑念も抱いてしまったり……。

なんだか『恋愛ディストーション』という女性作家の漫画についてネットで見た文章を思い出しました。
 ぼくは、絶対にこのマンガの作者は男だろうと思っていた。
 ところが、わがヨメは、絶対に女だという。
 そして、どうも女らしいのである。
 女性がこれだけ男性の欲望を表現できることは、驚嘆すべきことだと思う。
引用元の方には悪いけど男の人のこういう(男の欲望の下り)とこほんと自意識過剰でキモいよね!(超笑顔)
こういうすれ違いが実際めちゃ起こるんだろうなぁーって、そういうことを思いました。

わたしはずっと前から好きなひと(※入間人間)が男の人なのにすさまじく女の子であり女の子の気持ちわかりすぎる人でファンレターから全部全部隠しておきたいとこまで全部気持ちがバレちゃうんじゃないかってドキドキする羽目になりまくるせいか、そういうありがちなすれ違い偶に忘れちゃうけど。

男女どっちにとっても魅力的
でもそれだけならそれでいいんだけど、売り込み方間違えると怖いなーって。いとくん(※入間人間)にも感じる危惧ががががが。


まあそんな周りのことはともかく漫画の中身のネタバレ感想と、
一旦注意書き挟んでから連載分を含めた感想・考察や予想(希望、に近い)も少し、書いていこうと思います!

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はい、つまらなかったです!
(えがおをこころがけています)
 
あと、こんな小説にあの推薦文を書いた入間人間は偉大ですね。お仕事がんばりましたね。
もういっそフライングVと壁で首挟んで小一時間問い詰めようとしてあっさり「え、読んでないし」とか言われたい。


えと、読メに書いた感想とコメント引用してから、続きからネタバレとかありで感想(批評、にもしたくて一応付箋は挟んだんだけどわたし向いてないからわからん)書いていきますよー。
試し読みの時点でだめな小説だと思ったのですが、入間人間の推薦文が書かれた帯を収集しておきたかったので買いました(正直彼が書いたものだったらダイイングメッセージでも着服したい)。読み終わったので思いっきり言いますけど、やっぱりだめな小説でした! わたしさー、良いどんでん返しっていうのは、さり気なく鳴らしておいたベース音を突如メインにして「あ、主題これだったん!? ベースとか聞いてなかった!」ってさせるものだと思うんだー。中だるみもだるだるだったし、色々と、作者についてつまらないひとだなぁとも思った。
あと死刑執行のボタンが全部機能するボタンだと思ったら大間違いだバカ野郎。
というか日本の死刑ってボタン押す人三人じゃなかったかな……うろおぼえなせい? 変わったのかな? それともフィクション設定?

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たまには入間作品以外のご本の感想も書いてみようと思った。まともな感想になるかなと思った。

ならなかった。同じような方向に好きだしなぁ、そりゃなぁ。


とりあえず、本だけ読んでのあれこれぐだぐだではないと断っておきます。以下ことわりがき。

ちょっとした懐かしいやつ補正もあるものの、わたしは三秋縋と名乗っているこの作者が好きだ。
(ちょっといけ好かないとこもまあ好きだ)

fafooというサイトのげんふうけい、世界と仲直りする方法とか。
なんで、長編が本で読めると知ったときは嬉しかった。

で、焼き直しらしかったことにはそうでもなかったものの、スターティング・オーヴァーだったことには正直がっかりした。

サイトにたどり着いたのはスターティング・オーヴァーがきっかけだったんだけどスターティング・オーヴァーは一番、わたしが好きだなーと思う方向の三秋の持ち味が薄いから。
でもまーみんなこういう話が好きなんだろうと思ったから期待だけしといた。

……というのが、感想までに至ることわりがきな!

それとこのブログは普通の感想ブログと違って公正さを入れようという努力はないし舞城王太郎をおーちゃんと呼ぶタイプのブログです。

ではネタバレありで続きから。



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途中までサイトの1コーナー扱いでしたが途中でブログ独立宣言。2011年1月9日、カウンターつけてみました。


いやなおんな(index)関係の更新履歴でもあるが、感想とかのブログでもある(たぶん)し他にも気が向けば書く。二次創作なカプ厨。

実情ほぼ入間人間のファンブログみたいな感じでしたが、とある事情により離れていく予定。(過去作品は別腹かもしれない)

分家(閉鎖):手紙の墓場この記事参照


くりえいたーさんや実在しない人に、『自分だけしっくり来ればいい』精神であだ名をつけることが多い。直接関わらないと逆に気安い呼び方の方が距離が遠く感じるような、作品越しとかだと近しく感じるような、そんな感じ。
しかしわかりづらいあだ名が多い(ひどい)。

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